地球上から全ての虫が死滅したらどうなるの?
虫が嫌いです。関わるのが嫌なので、洗濯物も虫と縁がない部屋干しです。窓は開けません。
――にも関わらず、奴らは部屋の隙間から侵入してきます。
完全に窓を締めていても入ってくる、ゴキブリ、カナブン、蚊、コバエ、ヤスデ、ムカデ、蟻などなど。
一体何故我が家なのか、隣の家へ行ってくれ。
月に2回位、虫という存在にイライラしています。
今日もまた、何が理由だったか忘れましたが虫への憎悪を旦那はんへぶつけました。

おば

アキヲ

おば

アキヲ
という事で、地球上から虫がいなくなったらどうなるのかを調べてみました。虫のいない世界は夢なんでしょうか?
食物連鎖を知る
食物連鎖のピラミッドを作ってみました。
クリックで大きくなるよ。
分解者と生産者と消費者の関係
食物連鎖は、こんな感じで成り立っています。分解者、生産者、消費者、そしてその上に高次消費者がいます。
- 分解者
- 一番下の分解者は、すべての生物の死体やフン、植物の葉等の有機物を食べて無機物へ分解しているのでそう呼ばれています。
- 生産者
- 生産者である植物は、光合成を行うことで無機物(二酸化炭素や水)から有機物(栄養素のデンプン等)を合成します。
- 消費者
- 消費者である虫や小動物は、自分の力で栄養素を作れないので植物を食べて生きています。
ミツバチや蝶(消費者)は花粉や花の蜜をエサにしており、花から花へと花粉を運びめしべに受粉させる役割もあります。
これはあの忌々しい蚊も同じで、メスは人間の血を吸いますが普段は他の昆虫たちと同じように花の蜜を吸っています。
花「花の蜜あげるから、花粉を運んでね」
虫「おっけー! わかった」
こんな感じで、持ちつ持たれつなんですね。
虫たち(消費者)がいないと、ほとんどの植物(生産者)が繁殖できない = 生きていけないということになります。
さらに、これらの虫たちを食べる生物が、女郎蜘蛛やカマキリ、カエルやトカゲになります。
植物と昆虫の協力関係を邪魔するだけの悪い奴らにも思えますが、この虫たちがいないと蚊やGがのうのう生きるようになりひたすら増え続けることになります。
アシダカグモがGを食べるのは有名ですが、カマキリやカエル、ムカデなんかもGを食べてくれます。

おば

アキヲ
高次消費者とは?
上のピラミッドでは、草木や実を食べる草食動物を消費者と書いていますが、正確には一次消費者といいます。
さらにその上の蜘蛛やカマキリ等を二次消費者といい、鳥、小型肉食動物を三次消費者といいます。
そのまた上の肉食動物が四次消費者と続き、その他を「高次捕食者」と呼びます。
しかし、二次消費者以上はどの生物がどこに属するのかが複雑なので、まとめて高次捕食者と呼ぶことが多いです。もっとざっくりと三次消費者まで別れている場合の方が多いです。

おば

一次消費者が生産者を食べ、二次消費者が一次消費者を食べ、三次消費者が二次消費者を食べるというように連鎖しています。
分解者を含め、生産者、すべての消費者で食物連鎖が成り立っています。
虫が地球上からいなくなったらどうなる?
ある日急に地球上から虫が消えたとします。
食物連鎖の仕組みを考えると、まず虫を食べて生きている二次消費者は死にます。
虫が普段から受粉を手伝っている生産者も消えてしまいます。その生産者を餌にしている小動物などの一次消費者も死んでしまいます。
二次消費者や一次消費者等を食べて生きている三次消費者も死にます。
高次捕食者である人間も生きられなくなると言われています。
植物が生きられなくなる = 光合成ができない = 二酸化炭素を酸素に変えられない
ややこしいですが、1つが崩れるだけで致命的なのです。

ざっくりとですが、地球上にいる生物の割合です。虫はこの地球上で最も多く存在しています。
人間からしてみれば自分たちの地球ですが、地球は虫の世界とも言えます。
私達も知らず知らず虫に頼っている部分があります。
虫がいなくなれば大好きな蜂蜜も食べられなくなりますし、繊維の材料である羊やワタや蚕も無くなってしまう為、超絶困ります。
虫がいなくなるだけで、地球規模の大ダメージを受けるのは間違いありません。
ゴキブリだけでも絶滅させたい
虫が地球上に大切なのはわかりましたが、もしGが全滅したらどうなるのでしょうか?

おば

アキヲ
地球上にいるGの数はおよそ1兆匹と言われていて、そのうちの99%は森の中で静かにのんびりと暮らしています。
食物連鎖のピラミッドの中では分解者に位置します。
Gには花の蜜を餌にするものから、土壌生物を餌にするものもいます。虫の死骸とか。
なので、仮にもしGが絶滅したとすると、森林の生態系がバランスを崩します。
また、Gを食べる生物もたくさんいます。アシダカグモやムカデなど。その辺も連鎖して死んでいってしまいます。
Gだけ絶滅したとしてもやっぱり生態系に何らかのダメージはあるわけです。
私達にとっては不快で害でしか無いGも、地球上ではとっても大切な生物ということです。
でも家の中からはせめて消えてほしいですよね。
まだGに悩んでいる人は是非「ブラックキャップ」を使ってみてください。
これを置いてからはほぼ目にしてないのでちょっとコワイ代物でもありますが……ネットだと高いのでドラッグストアへGO! 一応貼っておきます。
蚊がいなくなったらどうなる?
夏の夜、蒸し暑くて寝苦しいながらも寝ていると突如耳元で不快な音を鳴らすあいつらはどうでしょうか。
海外ではマラリアやデング熱の原因となっているのでそういった病原体を保有している蚊はいなくなったところで嬉しいです。
が、すべてとなるとまたちょっと考えものです。
例えばトンボは幼虫も成虫も蚊を主食としています。蜘蛛やカエル、トカゲも蚊を食べています。
その辺りの生物は結構なダメージを受けるでしょう。
また、ヌカカという蚊はチョコレートの原料であるカカオの花粉を運んでいます。
この蚊を抹殺してしまうとチョコレートもこの世から無くなってしまうと言われています。

おば

アキヲ
とは言えヌカカは集団で刺してきたり、かゆみが長引く厄介な蚊です。
蚊は絶滅したところでそこまで影響はなさそうですが……、食物連鎖は一つでも抜けたらどうなるかわかりません。
蚊だけでも絶滅させたい
家の中の蚊を駆逐するのに強力な殺虫剤は「蚊がいなくなるスプレー」がかなりスゴイです。
蚊どころかその他の虫が家に入ってこなくなります。
そこにいる蚊も、あっけなく下へ落ちます。
いつの間にか入ってきたムカデやヤスデにかけた事もありますが、死滅します。
超強力なコワイ代物その2です。
注意書に「皮膚、飲食物、食器、おもちゃ、ペット類(観賞魚、小鳥など)、飼料、植物などにかからないようにすること。観賞魚などの水槽のある部屋では使用しないこと」と書いてあるので相当強力です。
一応貼っておきますが、ドラッグストアで買ってくださいね! ネットだと高いので。オススメです!
まとめ
一番いらないのは人間ではないか、という説に辿り着きました。
もし地球上からGや蚊がいなくなったら、アース製薬もキンチョーも潰れるでしょうね。
食物連鎖はとても複雑で、どこかが抜けても成り立たなくなる、バランスが崩れるというのがよくわかりました。
しかし今現在、すでに世界中の虫の45%が減少しているそうで、これから先の地球はどうなるのかも気になるところです。
確かに最近蚊もGも見ないけど、これは本当に殺虫剤の影響なんでしょうか?蚊もGも、去年1回も見ていません。
↑今年見ましたので、新しくブラックキャップ起き直しましたw
虫は嫌いですがこれからも上手に付き合っていかないといけないんだなぁとしみじみ思いました。家の中の虫についてはこれからもガンガン殺ります。
この記事書くに当たって大嫌いな虫の画像もめちゃくちゃ見ないといけなくて寒気しながら書きました。
誰かのためになるといいな。